おばばと暮らせば

瀬戸内海海域の中山間部に住む、90歳のおばばと孫の暮らし。おばばの言葉や思い出が面白すぎたので記録取っていくことにしました。

日常58  祖母と甘酒

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玄米甘酒



 

「若い頃、作っていたんよ」としばしば登場する甘酒。

孫も大好きな甘酒。

好きすぎて、実験しちゃうくらい。

 

白米・もち米・玄米で試して、友人とあーでもないこうでもないと言いながら食べまくった夏がある。

 

白米は文句なしに美味しいいつもの味。

もち米は、とにかく甘い! 友人と飛び上がったのを覚えている。

そして、孫が一番気に入っているのは玄米。なんだか香ばしくて、アーモンドみたいな感じがする。(あくまで主観)

 

 

お腹の調子が悪い祖母に、母から甘酒でもあげようかと言われて、買うくらいなら作るさ!と息巻いた孫。

炊飯器で作るので、とても簡単。

作りまくったおかげか大体分量は目分量。

 

市販の乾燥麹一袋に対して、炊いた玄米はお茶碗3杯分くらい。

なんとなく、1:1になっている見た目。

麹が、茶色い玄米の中に均等に散らばっているくらいを目安にしている。

水は、市販のレシピやネットのレシピで実験しまくった結果、個人的にはちょっと多いくらいが好み。

ひたひたより少し多め。

 

 

祖母の作り方を聞いてみたけれど、もう忘れたと。

でも、多分孫が作れなかったらしょうがないって腰を上げて思い出してくれそうだなと、あとで思った。

 

 

大体12~24時間、炊飯器を保温状態にして放置。

その日の気分で甘さを調整するので、時間も本当に大雑把。

甘い方が好きなので、ほぼ24時間近く放置しているのが常。

 

時々混ぜて、「おーい」とちょっと声をかける。

ものや植物・虫たちに声をかけるようになったのは、祖母のそれがうつったから。

 

 

表面がちょっと黄金色、べっこう飴みたいになってきたら出来上がり。

それを今度はミキサーに入れて、豆乳と割るのが孫のお気に入り。

豆乳と甘酒、大体3:1ぐらい。

夏場は冷やして飲む、時々凍らせてアイスにしちゃう。

それはそのまま朝ごはんに。

 

祖母の味はわからないけれど、孫のそれは祖母のお口にもあったよう。

よかったよかった。

 

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