おばばと暮らせば

瀬戸内海海域の中山間部に住む、90歳のおばばと孫の暮らし。おばばの言葉や思い出が面白すぎたので記録取っていくことにしました。

2019-09-01から1ヶ月間の記事一覧

日常59 祖母と大根

陽がだいぶ秋よりになってきた最近。 祖母、元気に畑仕事。 それがとても楽しそうなので、よかったなーと思いながら、孫出勤。 手術のことは触れないようにしている。 術後は手術するんじゃなかったと仕切りに言っていたけれど、最近は何にも言わない。 だか…

日常58  祖母と甘酒

玄米甘酒 「若い頃、作っていたんよ」としばしば登場する甘酒。 孫も大好きな甘酒。 好きすぎて、実験しちゃうくらい。 白米・もち米・玄米で試して、友人とあーでもないこうでもないと言いながら食べまくった夏がある。 白米は文句なしに美味しいいつもの味…

日常57  祖母とイチジク

採れたてイチジク そろそろこの独特な姿をした果物を、奪い合う季節。 相手は猿。 我が家族は全員イチジク大好き。 父はこれのために生きているんじゃなかろうかと、幼い頃は本気で思っていたし。 母はこれをジャムにするためにだけに生まれてきたんじゃなか…

日常56 祖母と庭

実は孫、現在ちょっと遠出中。 と言うわけで、今朝方、今日は何するの?ときくと 今日はチューリップを植えるんだって。 母が、花の好きな祖母へ買ってきた球根。 今年は手術したから動けなかった時間があるけれど、来年は庭にまたたくさん花を植えるんだそ…

日常55 祖母と敬老会

祖母の住むエリアは、いわゆる「田舎」。 電柱もなければコンビニなんてないし、バスだって1日3本だ。 満月が出れば、それだけでどこまでも行けそうだけど、 新月になれば、一寸先は闇を本気で感じさせてくれる。 昨今話題になっている「高齢化」というのが…

日常54 祖母と仲秋の名月

「月月に月見る月は多けれど月みる月はこの月の月」 読み人知らずのこの和歌を、祖母は得意げに暗唱した。 誰がいつ詠んだもので、どんな本に書いてあるものなのかさえ忘れたが、祖母にとっては気に入っているものらしく。 「月が何個あったかわかるか?」 …

日常53 祖母と嫁

高齢者の話で、病院嫌いというのはよく聞く。 我が祖母も例外ではなかった。 祖母が最初に体調不良になったのは1週間前の金曜日。 夜中に吐いちゃったそう。 それからはそんなしんどそうでもなかったので、水を促す程度に済ましていたけれど。 水曜日、日中…

日常52 孫の独り言

ブログをお休みしていた言い訳回です。 実は、7月、祖母からブログをしないでほしい的なことを言われていました。 孫、衝撃。 今、考えると、単純に「ブログ」というものがなんなのかわからなかったみたいで。 さらに手術前だったから、すごく不安だったとい…