「月月に月見る月は多けれど月みる月はこの月の月」 読み人知らずのこの和歌を、祖母は得意げに暗唱した。 誰がいつ詠んだもので、どんな本に書いてあるものなのかさえ忘れたが、祖母にとっては気に入っているものらしく。 「月が何個あったかわかるか?」 …
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