日常2 朝からいびせぇ…
朝からムカデと格闘。
前回、叫ばないと書いたけど嘘です、ごめんなさい。
大声で叫び、通じない文句をひたすら並べまくる始末。
格闘といっても私は火挟でつまんで出すだけ。
なぜかすでに弱っていて、それをつまむだけなのに、めちゃくちゃ気持ち悪い。
祖母は祖母で20センチありそうなムカデとこの間は格闘。
あの勇猛果敢な祖母でさえ、ムカデを見かけたら親の仇のように叩く。
真っ二つになったムカデを指差して「ほれ見てみ」と小学生が自慢するようにいい、さらに好きな子をいじめるように嫌がる私にムカデを投げつける。
ぎゃーぎゃーひとしきり騒いで、ゲラゲラ笑いこけて、泣き言を言って。
祖母の平穏で静かな日常は崩れ去ってしまい、時々疲れてないかしら?と思う。
今日もお茶の葉作りから一日がスタート。
あいにくの曇り空だけれど、新芽は待っちゃくれない。
玄関にお茶の葉を並べ、ついでだついでだと荷物運び。
「あんたも疲れるわなあ、ばばの面倒だけかと思えば、畑の面倒、田んぼの面倒までせにゃならんのじゃけえ」
と、ぼそり。
私が思うように、祖母も祖母で気にしてくれているので、とりあえず、私たちは喧嘩しつつも円満なのかな?
しかし、朝からムカデにぎゃーぎゃー騒ぐ私に、「ムカデの方がいびせぇてかなわんよ」と。
ーーームカデの方が、怖くて死んじゃったんじゃね?なんて意味。
そこからギャーギャー再び口喧嘩もどき。
「いびせぇのは私じゃあ!」
「投げられるもんなら投げてみんさい」
「コンニャローーーーーできんわ!」
朝から騒がしい祖母と孫の一幕でした。