日常71 祖母と畑仕事
仕事から、ちょっと早めに帰ると大抵祖母は家にいない。
祖母、畑仕事無事復活。
右手が痛くて、畑仕事ができなかった今年の夏は、相当祖母にとってストレスだったよう。
一度始めると、大抵火がつき、ものすごい範囲の畑の草をとる。
時には耕耘機を使って耕してる。
88歳が、である。
腰の曲がった、おばばが、である。
びっくりするというか、心配が先に立ってしまう。
でも、今年の夏に学んだ孫は、心配なんて気配をすこしでも見せれば野良猫並みに威嚇して
逃げる祖母を知っている。
なので、ただひたすらに、褒めちぎる。
褒めに褒める。
なぜなら、その次の日、必ず身体にガタがきて、右手は痛くなるしで落ち込むからである。
ブログを書かなかった夏に始めたノートの祖母観察日記により、
祖母のパターンが手に取るようにわかってきた孫。
頑張った次の日は落ち込んでるし、それを孫はどうしようもできないし、
病院嫌いな祖母だから、心配しすぎると野良猫みたいに威嚇してくるので、
落ち込むことを見越して、褒める・感謝する・褒める。
それを繰り返し繰り返し、夏には何もなかった畑も、秋はだいぶ色々植わり始めた。
我が家族も時々手伝っているけれど、孫は結構無頓着。
祖母の縄張りに入ろうと最初は頑張っていたけれど、
まあ来年から参戦するよという気分で今はいる。
そしたら来年は教えるっていう気持ちでいてくれる。
祖母には祖母の、一年の予定がある。
来年は、ということで、来年の予定に孫を組み込んでおいてもらう作戦。
田舎すぎて、スーパーまで車で約20分。
畑でもして野菜くらいはすぐに手に入るようにしたいのが、孫の本音である。