おばばと暮らせば

瀬戸内海海域の中山間部に住む、90歳のおばばと孫の暮らし。おばばの言葉や思い出が面白すぎたので記録取っていくことにしました。

日常74 祖母とお好み焼き

 

 

広島といえば、ものすごい割合でとりあえず「お好み焼き」と「カープ」が出てくる。

我が家は別にカープファンではないけれど、普通に応援している一家だ。

お好み焼き」も普通に好きな一家だ。

 

 

ただ、祖母だけはお好み焼きが好きではない……

 

 

祖母がお好み焼きを初めて食べたのは嫁いでからだったそう。

高齢の曽祖父が食べていた横で、これの何がうまいのかわからなかったと言った祖母を、

孫は唖然とした気持ちで聞いていた。

 

 

孫は、お好み焼きが好きな方だと思う。

できたら週一で食べたい。

スーパーに行って、夕飯はお弁当となったら大抵お好み焼きだし、

迷って決まらなかったらとりあえずお好み焼きだ。

高校時代はお好み焼きがおやつだったし、

大阪に初めて行ったときに「モダン焼き」なるものに驚いたし、なんと素晴らしい!と歓喜した。

今でも大阪風だとだんぜん「モダン焼き」を選ぶ。

 

孫一家は、大阪風も広島風もどっちも平等に好きなので、そんなこだわりはない。

 

 

ただ、祖母はお好み焼きが好きじゃない。

それが、一緒に住み始めて一番衝撃だった。

 

 

 

そうか、好きじゃないのか…

なんというか、なんともいえない寂しさを感じた孫だった。

なのでうちでお好み焼きを食べるときはいつも祖母だけ違うもの。

どれだけ祖母が嫌いでも食べたいものは食べたい。

 

祖母曰く、お好みソースが好きじゃないらしい。

なるほどなあ…確かに言われてみれば独特?なのか??

 

ソースだって、種類は結構ある。

最近の孫のお気に入りは、カープソースだ。

おたふくも捨てがたいけど。

お財布が厳しい状況のときは、マックスバリュー産だったりする。

 

醤油と同じレベルで、結構必需品なのだ。

 

 

孫にとっては冷蔵庫の常備調味料。

祖母にとっては、あんまりよくわからない代物、らしい。

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