日常32 祖母と精米機
人にはそれぞれ得意分野とか、専門分野とか、そういう何かしら特化して深く身につけたものというのがあると思う。
何が言いたいかというと、これはただの言い訳で。
今日、初めて1人で精米に行った。
そして精米機の前で子どもみたいに騒いだ。
使い方がわからない!!!!!!!!!!!!
孫はこれまで、精米機なるものが存在することは知っていた。
流石に。
でも、それを使う場面になった際、なぜか孫だけ車の中で待っていたり、そもそもついて行かなかったり…とにかく、なぜか、これまで一度も精米機の中に入ったことがなかった。
「精米してきてくれんか?」
祖母の一言に、なんの不満も不安も感じず、軽く返事をして出発。
精米機の何に困ったかというと、精米に「お好み」が存在していたこと!!!!
「上白」「標準」「七ぶ」
何が違うのかさっぱり。
とりあえず、慌てて祖母の言葉を思い出す。
「上白にせんでええ、真ん中にしてくれりゃええ」
真ん中って、ボタンとしての意味なのか、標準としての意味なのか。
お米は無事に精米できた。
お米の奥深さに感嘆しつつ、感動して写真を撮りまくる孫は完璧に不審者だったと思う。