おばばと暮らせば

瀬戸内海海域の中山間部に住む、90歳のおばばと孫の暮らし。おばばの言葉や思い出が面白すぎたので記録取っていくことにしました。

日常67 祖母とお茶

 

 

祖母の必需品の一つがこれ。

 

 

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急須。

 

 

台所の机の上に、必ず置いている。

お茶はもちろん、庭でとった自家製のお茶。

夏は、朝一番に沸かしたお湯を使う。

夕方にはもう常温になっているので、夜はそれを使う。

 

秋は、さすがに冷えてきたようで、毎回お湯を沸かしている。

祖母のお茶、通称「ばば茶」は、熱湯でグツグツ煮るとほんのり渋みですごい美味しい。

 

でも、なぜかここの水を使わないと全く別物のような味がする。

 

土地と植物、水の相性なのだろうか。

 

 

 

職場の人たちにそのことを話すと、里山生活をされている地元の方々はみんな自家製のお茶だそう。

自家製のお茶なんて、ちょっと下山して海辺に行ったら早々ないような気もする。

でも、ここの人たちにとっては日常らしい。

少しの距離でも、ほんのちょっとずつ文化が違う。

それはとても面白いし、素敵なことだと孫は思う。

(もちろん、大変さは重々承知)