日常69 孫と風邪
10月に入ってから、思いっきり体調を崩していた。
熱は出なかったけれど、1日ごとに症状がずれて絶賛不調週間という感じだった。
まず、ヘルペスが唇にデーンと二つもできてくれた。
流石に、ちょっと恥ずかしさがあって、さっさとネタにしたい気持ちいっぱいで仕事に行ったのに、誰からも突っ込まれず、有難いやら肩透かしを食らった気持ちになるやら。
唇が痛いのを我慢し、治った頃にやってきたのは、貧血と腹痛。
こればっかりはしょうがないので、孫、計画的に休みを取っている。
ある程度諦めと妥協から、しんどいときは存分に自分を怠けさせることにしている。
自分の身体とよく言えば付き合い方がわかってきたと言うか。
まあ、わかっていたらこの後のしんどさはなかったのかもしれないけど…
今度は口内炎が下前歯の歯茎にできてしまう。
これが、痛いの、なんのって…泣
信じられないくらい痛くて、必死に痛みに耐えに耐え、耐えた結果、冷や汗が出てくる始末。
パッと振り向いた職場のお姉さんから「顔色、変よ!?」と慌てられる。
口内炎で騒ぐのは、恥ずかしいけれど、もう痛いのなんのって。
職場のお姉さんから「ハブ茶が効くよ」と教えていただいた。
早速買う孫。
しかも次の日、ハブ茶を持ってきてくださった…めっちゃ酸っぱい。
おかげ様で、治りました。有難い。
そして次は、扁桃腺が腫れる始末…
つばを飲み込んだ時の久々の違和感に、孫動揺。
本気で熱が出る覚悟をするも、36.9°という…なんとも言えない体温。
職場のお姉さんたちは、そんな孫を前に「あの病院この病院」とオススメやらダメ出しやら色々情報をくださった。
孫の職場は、皆様とても丁寧で真面目な方々ばかりなのと、孫が最年少なのでお母さんがいっぱいいる気分になる。
とにかくのどが痛くって若干落ち込む孫。
最後の最後に、台風前日の低気圧による偏頭痛。
頭痛持ちの孫、いい加減頭痛との付き合いもうまくなってきたところだった。
最近は頭痛になる日も予測できていたし、なんなら薬無しでもいける日だってあったのに。
久しぶりに死ぬかと思うくらい痛かった。
泣きたいくらい、痛かった。と言うか、トイレでほんの少しだけ泣いた。
どうしてこんなに痛いのを我慢しているのかわからないくらい、痛いことしかない1週間だった。
だから、全部がなくなった日、孫はスーパーへ車を走らせた。
痛みに耐えたこのストレスはハーゲンダッツでないと癒せない!!!!!!
そう決め込んだ孫は、給料日前でだいぶさみしくなっている財布を握りしめ、スーパーへ駆け込んだ。
生きているだけで、ご褒美だと、痛みに耐え抜いた日はいつだって思う。
偏頭痛がなくなった夕方は、だいたい孫は自分にご褒美している。
ご褒美がアイスというのも、なんというかケチ臭いと自分でも思う。
でもいいの、だってアイス大好きだから。
今回は奮発してダッツにしちゃった。
そのくらいやったってばちは当たらない。
すでに罰ゲームみたいな1週間だったし。
ちなみに、この間、孫は12時間睡眠をしまくっていたので、
流石に心配になったらしい祖母は、毎日目覚ましコールをしてくれていた。
季節の変わり目、祖母は元気だ。
若い孫がやられている。
どっちが高齢者かわからなくなるような秋の始まりでした。
読んでくださった皆様もどうか、お体十分お大事になさってくださいませ。